top of page
bb360houston

誕生死との向き合い方

毎週に渡ってお伝えしてきました

Pregnancy and Infant Loss Awareness Monthの最終週です。


最後までお付き合い頂けると嬉しいです^^




妊娠が発覚した時、する時

きっと色んな感情が湧いてくることと思います。


嬉しさ、とまどい、 信じられない気持ち、実感のない気持ち きっとその妊娠に辿り着くまでに辿ってきた道によって

その感情も多岐に渡るのではないかと思います。


そんな中もしあなたが

流産や死産と言った、「誕生死」を経験した場合。


例え過去に経験があったとしても

その都度並々ならぬ感情の動きがあり、

決して慣れる、ということはないのではないでしょうか。


以前のブログでもご紹介したように


流産は妊娠全体の15%の確率で起きるもので


死産に関しては、医療先進国である日本に至っても

妊娠全体の2%の確率で起きるとも言われています。


考えたくはないけれど

もしあなたが誕生死を経験することになるとしたら

もし今後経験するようなことがあるとしたら


その時にどうその事実と向き合えば良いのか


今日は簡単ではありますが、

あまり触れられることのない

誕生死との向き合い方についてお伝えさせてください。


まず、誕生死というのは

どれだけの心構えがあったとしても

想像以上に辛く苦しい経験です。


そして人によっては

受け入れることがとても難しい経験でもあります。


人に話すことも憚られるということも

多分にあるかと思います。


なので、ポイントは2つ。


①誕生死=死別であること

②湧き出てくる感情は全て〇であること


①に関しては「何を当然のことを」と思われる方も

いらっしゃるかと思いますが、


中には特に初期の流産の場合、

まだ人間の形をしていないからなどの理由で

一般的な「死」と区別するような方も

いらっしゃるのが現実です。


お母さんのお腹に受精した瞬間から

「命」は始まります。


例え数週間であったとしても、

確かにお母さんのお腹の中に宿ったかけがえのない存在です。


ですので、姿形がハッキリしていないほど

初期の流産であったとしても、


姿形がハッキリ分かる時期の

死産だったとしても


感情の振れ幅が大きくても小さくても

しっかり寄り添ってくれる専門の方と一緒に

グリーフケアをされることを

強くお勧めします。


一般的に身近な人を亡くす時

自分の死期が近づいている時


私たちは順番は違うことはあれど

死の受容への5つのステップを辿る

と言われています。


これは誕生死にも同じことを感じる方が多い、

と個人的には感じています。


参考資料としてリンクを貼っておきますね👇


このステップの中にあるようなことは

多かれ少なかれたくさんの方が感じることです。


なのでポイントの1つ目は、

誕生死=死別と理解し、適切なケアを受けること。


その流れで②について。


上の5ステップの中のことを感じることはもちろん

そこにない感情であったとしても


「こんなことを想ってはいけない」

ということは何一つありません。


それが例え、世間一般では許されなかったり

倫理に反しているようなことであったとしても

です。


私たちはとかくネガティブな感情に関しては

見ないよう、感じないよう、伝えないよう、考えないよう

してしまうことが多いかと思います。


したくもなりますよね。


ネガティブな感情を感じ続けることは

心にも体にもとっても負担が大きいですし。


それが運動や美味しいものを食べるなどで

発散できる場合は全く問題ないのですが、


誕生死のようなもっと複雑な要因が絡み合っている場合

その感情を、気持ちを、避け続けることは

余計に心の傷を深く、修復を困難にしていくことが多いです。


だからこそあえてそのネガティブをしっかり感じる

これが本当に大切になってきます。


感じている時は辛いです。苦しいです。


だけどそこを抜ける時は必ず来ます。

そしてその方が、確実に早く心も体も回復に向かいます。


なので、ポイントの2つ目は

湧き出てくるどんな感情に全部〇をつけてあげる

ということです。


現代の社会ではたくさんの医療の恩恵を受け

昔では到底救えなかった数々の命が

救われる世の中になりました。


それと同時に誰も口には出さないけれど


「死」=「よくないもの」


という暗黙の了解のような価値観が

社会に存在するのもまた現実にあるかと思います。


それゆえに、こういう誕生死のことは

中々表に出て語る人も少なく


実際の人数としてはたくさんいらっしゃるにも関わらず

グリーフケアなどの大切な情報がシェアされないこともまた

現実にあります。


もしあなたが過去の誕生死の経験に今も引っかかることがあるなら

もしあなたが今誕生死を経験している渦中にあるなら

もしあなたの身近な人が誕生死の経験で苦しんでいるなら


グリーフケアの専門の方や

私や宇津澤のようなドゥーラが

世界中にたくさんおります。


どうか1人で、家族だけで抱え込まず

「助けて」の一言でもいいです。


手を延ばして頂けると幸いです。


少しでもこの情報が

必要な方の元に、心に届きますよう願って止みません。




いかがでしたでしょうか?


特別月間用のブログは今日にて終了しますが、

また思うことや情報があれば

こちらでシェアさせて頂きますね。


もちろん実際のご相談もありましたら

遠慮なくBB360までご連絡ください。


最後までお付き合い頂き、

ありがとうございました💛




閲覧数:64回0件のコメント

댓글


bottom of page