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~流産を経験して~妊娠と新生児を亡くした方に思いを馳せる月間

更新日:2021年10月20日

10月は「妊娠と新生児を亡くした方に思いを馳せる月間」です。

英語では"Pregnancy and Infant Loss Awareness Month"と言います。


今日のブログでは、第三子を流産した経験から感じたことなど

簡単ではありますがお伝えさせて頂きます。




私には9歳半になる遺伝子性疾患、小児てんかん、

自閉症スペクトラム障害(知的障害を含む)を持つ息子と

いわゆる健常と言われる5歳半の娘がいます。


2人とも自然妊娠で授かり、

これといった大きな健康上等の問題を抱えることなく妊娠期間を経て

出産をすることができました。


流産」と聞くととても特別なことのように感じる方も

多いかと思います。


しかし実際は、流産は妊娠全体の15%の確率で起きるもので

その約8割は妊娠12週目までの妊娠初期で起きるものです。


100人妊娠された方がいたら、そのうちの15人。


この数字、決して少なくはないと私は感じています。

本当はとてもとても身近なもの。


私自身もこの15%のうちの1人となりました。

約2年前、第三子を流産しました。


週数にして7週というとても短い命でした。


私自身は流産というものがそれほど珍しくない

という知識は持ってはいました。


ですが、知識を持っているのと実際に自分が体験することは

全く別の話であることを痛感することとなりました。


「なんで私が?」

「私のせいだ」

「嫌だ!辛い!苦しい!」


ありとあらゆる負の感情

言葉に出来ない想いたちが

堰を切ったようにあふれ出てきたことを

昨日のことのように覚えています。


そしてそれが起こったのは、

子宮の中が真っ新に綺麗な状態になった後のことでした。


流産」と言葉にしてしまうと

起きる現象やプロセスにさほど大差はないように感じるかもしれません。


しかし、その1つ1つに

ママの想いがあり、家族の想いがあり、その妊娠に至るまでの人生があります。


なのでこれはあくまで私個人が感じることとして

読んで頂ければと思います。


2年経って私が思うこと。



「短い間でも、私のところに来てくれて

私を3人の子のママにしてくれてありがとう」



生きて腕には抱けなかった。

だけど、あの子がお腹に宿ってくれたのは

紛れもない事実なんです。


そして私はその事実を

3人目を流産という形で出産した」と心から想っています。


流産した子も必ず産道を通って

外に出てきます。


これは紛れもない「お産」です。


どんなに早い時期であっても

どんな形であっても


我が子を亡くすというのは

筆舌に尽くしがたい経験です。


そして多くのママたちは

誰がいわなくても、自分を責めることが多いと思います。


そして更にその想いを

誰にも話せずひっそりと心の奥底にしまい込んでしまう

そんなことも少なくないと思います。


言いづらいことですよね。


人に言うことで悪気はないのだけれど

傷つけられることも怖いですよね。


お気持ちとっても分かります。


ただね、どんなに早い段階でも

我が子との死別の経験です。


なので私は経験者としても

いのちの寄り添うドゥーラという立場としても


あなたが信頼のおける方

もしくはプロの方と一緒に


ご自身の家族のグリーフケアを受けられることを

お勧めします。

(もちろん強制ではありません^^)


溢れてくるどんな感情もジャッジすることなく

しっかりと感じきる。


人間とは悲しみや苦しみなどの

ネガティブな感情に蓋をしてみないようにしようとするほど

その感情が増えていくものです。


その時は苦しいかもしれない、辛いかもしれないけれど

その感情に、事実にしっかり向き合った方が

想像以上に早く心が軽くなったり、前に進む勇気が出たりするんです。 


もしこれを読んでいるあなたが

中々迷路や暗闇から抜け出せないのであれば


どうぞドゥーラである私や宇津澤に

お声かけ頂ければと思います^^ 私たちはいつでもここにいますから。


いのちが宿ること

お腹で育まれること

生まれること

成長していくこと


そこに当たり前なことなどない


私は第三子を流産した経験から

ドゥーラとして、母として

そして何より1人の人間として


かけがえのないギフトをもらったと

思っています^^


読んで頂きありがとうございました!




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